●冷水にも熱水にも溶ける、耐熱性・耐酸性・耐塩性・冷凍解凍耐性があるため様々な条件に対応できます。
●シュードプラスチック性の溶液で、ドレッシングに浮かぶパセリやハーブのように不溶性固形分を分散安定させる際に利用できます。なおシュードプラスチック性とは、静置状態ではゲルに似た網目構造を形成しており粘度が高い溶液の状態ですが、攪拌するなどして一定の力を加えると、網目構造が破壊され粘度は急激に低下する性質のことです。また力を取り除くと網目構造がすばやく回復し元の高粘度に戻ります。
●他の多糖類やタンパクと併用することで相乗効果が生まれる
【例1】キサンタンガムとグァーガムの併用でより強く増粘する(キサンタンガム:グァーガム=2:8で最大の相乗効果を示す)
【例2】キサンタンガムとローカストビーンガムの併用で粘弾性の高いゼリーを作る。添加量が少ない場合は、タレなどに向いている粘着性の良いとろみを作る。(キサンタンガム:ローカストビーンガム=1:1で最大の相乗効果を示す)
【例3】キサンタンガムとデンプンの併用でデンプンの老化を抑制する。またデンプン特有の糊感の低減やフレーバーリリースの改善に役立つ。(キサンタンガム0.1〜0.2%添加またはデンプンの一部置き換え)
【例4】キサンタンガムとグルテンの併用でグルテンの編成を抑制する。とくに冷凍解凍耐性の改善に役立つ。